2026/08/07

28.記憶の正体

例えば。

自転車に乗れるように何度も繰返し練習する時の脳内では
身体を動かす箇所が働き、同時に、乗れるように思考する箇所が働く。

繰返し練習し乗れるようになった自転車の乗り方は、健常である限り、忘れることはない。
あるいは、小学校で習ったひらがなやカタカナや簡単な漢字を、忘れることはない。

上手くできない事を何度も練習し、上達することによって
あるいは、色んな心地良い刺激によって
シナプスは繋がり、ネットワークが広がることになる。

かつて、脳の神経細胞は死滅すると
新たに補われることはないと考えられていた。

けれど、近年の研究によって、年齢に関係なく
海馬」で、神経細胞が新生されることが解っている。

「海馬」は、物事を一時的に記憶する場所。

刺激が繰返されると、海馬以外の神経細胞へと刺激が伝わり
大切な情報として、長期的に、脳の各分野で、保たれることになる。

つまりは、脳全体に広がるシナプスこそが、「記憶」の正体。
脳のシワは、「知識」や「知恵」を得た証。

電車の路線が多いほど、また高速道路やバイパスが繋がるほど
目的地への手段が増え、より速く辿り着くことができるのと同じ。

加えて。

シナプスを増やすのは、刺激だけではない。

神経細胞や、シナプスや、情報伝達物質は、そもそも
タンパク質や様々な栄養素でできている。

脳の活性には、バランス良い食事、
睡眠、適度な運動が必要だ。

その習慣を保つためには
ある程度の努力や頑張りが
必要なはず。

ワクワク感に従うだけでは
健全な生活習慣は得られない。


記憶のメカニズム
|WIRED|
https://wired.jp

脳はこうして記憶する
日本学術会議|
https://www.scj.go.jp

神経細胞同士のミクロなつながり
京都大学総合研究推進本部|
https://note.com

海馬とは

|Brain Suite|
https://brainsuite.jp