2026/08/14

35.脳内の医師に診てもらう

ある日、有名な舞台女優のエピソードを聞いた。
“舞台の芝居で、顔の半分がただれる役をしていた時
公演初日から数日経ち、本当に顔がただれてきた”と。

脳はやっぱりスゴイと思った。

自分の感情や思考は
脳の細胞に直結している。

脳は本来、自分に素直に従う。
自分の脳が、自分の意思に逆らって
指令を出すことなんて通常ない。

そうやって生き続けてきた
ヒトの歴史は何百万年。

必要な物が残り
不要な物は除外され
人知の及ばないほど複雑で
精密で、生命力のある脳に
なったはず。

その複雑な脳には、医者のような
働きをする「ミクログリア」という
細胞があるらしい。




ミクログリアは
ニューロンを監視し、修復する。

一方で、ミクログリアは
正常なニューロンを殺してしまうことがあり
また、慢性疲労を感じる際の痛みは
ミクログリアが原因になっている可能性がある
ことも示されている。


脳の中のお医者さん「ミクログリア細胞」の働きを解明
|自然科学研究機構|

https://www.jst.go.jp

細菌感染で脳機能が変化する仕組みを解明
 -ミクログリアは大脳の神経活動を低下させる-
|京都大学|
https://www.kyoto-u.ac.jp

脳の免疫系を担うミクログリア
|日経サイエンス|
https://www.nikkei-science.com



健康な人は、ミクログリアが必要以上に働きすぎないように
制御する機構が働いている。

脳に異常がある場合、この制御が効かずにミクログリアの
暴走を招くらしい。

が、その理由は解っていない。

だから、その理由を想像してみた。

ミクログリアは、
ニューロンが正常かを調べ
必要なら修復を行ない
ニューロンやシナプスを
守ろうとする。

それにも関わらず、この脳の主は
自らの思考を改めることなく
生活習慣を変えることなく
脳に負担をかけ、ストレスを感じ
ニューロンを傷めようとする。

結果、ミクログリアは
“ニューロンが壊れ、シナプスが途切れることを
主は、この一個の生命体は、良い事とみなしている”
と認識し、従順に攻撃を始める。



のではないかしら?

人も動物、自然の一部。
自然はうまくできている。

自分の意思や思考だけで
脳が動いているのではない。

熱い物を触った時の条件反射は
意思や思考でなく、生命維持のための技。

私は、折角の、長い歴史を経て備わった
自分自身のお抱え医師に、脳の健康を
見守ってもらいたい。