2026/08/06

27.歳を取っても脳は育つ

子供と成人の、脳の大きさは違う。
けれど、何となく、硬い頭蓋骨に囲まれた脳のカタチは
変わることなく、成長につれそのまま拡大するだけだと
思っていた。

実際、脳の「神経細胞」の数は
生まれてから成人に至るまで
あまり変化はないらしい。

けれど、1000億個ほどの脳の神経細胞を
それぞれ繋ぐ「シナプス」の数は、
年齢によって、人によって、全く異なる。

それは、MRI検査で見れば分かる。

各自が受け取る刺激によって
シナプスは
太くもなれば、増えもする。

結果、脳の体積は大きくなり
けれど、シワシワで軟らかい脳ミソは
硬い頭蓋骨の中で、表面積が増えることはなく、
ギュッと、よりシワシワになっていくことになる。

シワが太く、多いほど
ネットワークが強固に広がり
出来る事が多くなるということに、
つまりは
賢者の脳にシワが多く
認知症患者の脳にシワが少ないことに
合点がいく。




脳が様々な刺激を受けると、神経細胞から
アドレナリンやドーパミンなど、
100種類以上あると言われる神経伝達物質が
放出される。

知らなかったことを知り「あぁ!/aha! 」と感じ
あるいは喜怒哀楽を感じて
神経伝達物質が放出される。

そして放出された物質を受け取ろうと
神経細胞が突起を伸ばし、
神経細胞と神経細胞がつながり
シナプスが増え、太くなる。



出典:公益財団法人認知症予防財団



一人の男性が、若年性認知症を克服した経験を
テレビで語っていた。

男性はその体験を、不意に襲われた
先天的な病のように、話していた。

医者や教師が、退職後に
認知症になるとよく聞く。
認知症になる高齢者の話も
テレビでよく取り上げられる。

けれどどういう生活を送っていたかに
焦点が当てられることはない。

認知症や鬱病は、遺伝によって起きるのではない。