2025-12-30

30.紙粘土の試作@美術部


古紙や、固まって使えなくなった絵の具、木工ボンドを有効利用するため、紙粘土を作ってみた。


シュレッダー古紙




出なくなった木工ボンド





固まった絵の具






シュレッダー古紙を水に浸し、濾す。




ボトルからこそげ取った木工ボンドを混ぜる。




水で溶いた絵の具を混ぜ、橙を作る。




数日乾燥させ固まったら、白色の絵の具を塗り、鏡餅完成。
台は色画用紙の端切れで作成。






鏡餅が完成した後、使っていなかったジュースミキサーが美術準備室にあるのを、美術の先生が発見。

古紙をミキサーにかけても、ザラザラ感やブツブツ感は多少残ってしまう。部員のアイデアを基に、その質感を活かした工作を試作し、年明けまで乾燥中。

クエン酸と重曹で紙が溶けやすくなるようなので、また試してみたい。



ーーー 追記 ーーー



美術室にあった1年前の開封済みの紙粘土と、美術準備室で美術の先生が発見した未開封だけれど乾燥してしまっている紙粘土に、水を足してジュースミキサーで混ぜるとクリーム状に。




水の量が多すぎたため捏ねることはできず、数週間乾燥させ、クリームの絞り口を使うと成形ができる状態になった。



31.粘土細工の試作@HOME



2025-12-29

29.美術部指導員

2004年から色鉛筆アート教室や展覧会をおこない、絵心がないという言葉を何度も耳にし、もしも子供の頃からそういう思い込みがあるのなら、その思い込みを抱く前に絵を描く楽しさを知ってもらいたいと思うようになり、そんな時に“学校ボランティア”の仕事があることを知った。

2023年に早速学校ボランティアに応募し、某学校から早速連絡があり、サポーターとして仕事をした2年後、ありがたことに色々幸運が重なって、2025年6月から美術部指導員の仕事に就くことができた。

そう簡単に、子供の興味や苦手を変えられるものではないけれど、私は社会人になってから絵を描くことに興味を持ち始めた。 今までなかった興味を突然抱くこともある。

色鉛筆だけじゃなく色んな画材や道具を使い、色々アート創作を試し、子ども達にもなんだか楽しそうと思ってもらえればと思う。 美術室には、過去に使っていたであろう画材や道具がいっぱいあり、ワクワクする。




<部活指導員応募のため提出した小論文> 

テーマ:『公立学校の部活動指導において、今求められていることならびに自分ができること』800文字程度


  
公立学校の部活動で今求められていること一つ目は、授業では得られない多様な体験を部活動で提供することによって、生徒の興味関心が広がり好奇心が高まり、「生徒一人ひとりが成長し、学校生活がより豊かになること」です。

部活動では、生徒自らが考え行動する機会が与えられることで自主性・主体性・行動力が養われ、また学年やクラスの垣根を越えたチーム活動を行なうことによってコミュニケーションの機会が増え、社会性・協調性・思いやりを育むことができます。 

加えて、一年間の活動内容を部長・副部長はじめ、部活動経験を持った高学年生徒が主体となって考えることで、責任感・計画性を涵養することができます。そして立てた計画を達成するために部員全員が協力し合い目標に向かって努力する過程で、喜びや困難を仲間と分かち合い、連帯感・自己肯定感を高めることができます。

生徒一人ひとりが、部活動を通しこれらの成長機会を得るためにも、専門知識のある指導員が部活動を支え指導に当たることが望ましく、また同時に、教員の労働時間や指導の負担を軽減する観点から、「専門知識を持った外部指導者を活用すること」が公立学校の部活動で求められている二つ目のことだと考えます。

 美術部の指導員として自分ができることは、アートの専門知識と様々な社会経験を活かして、上記の自主性・社会性・責任感・連帯感の育成に加え創造性・想像力を育てることです。

書き順のある文字ではなく色や形で自由に自己表現する美術には、絵の描き順や美しさを定める絶対的な基準はなく、20年間に渡り絵画教室の講師を行った経験を、生徒一人ひとりが感じる美しさや自己の表現に活かすことができます。運営してきた絵画教室の受講生は殆ど描画経験のない大人ですが、みな物の見方や捉え方は違っており、それは学生たちも同様です。生徒一人ひとりの目線に立ち、創造性・想像力を高め、個個の表現意欲と成長を支えたいと考えています。




30.紙粘土の試作@美術部



2025-12-14

28.興味の起源

 

前世?

以前目にした前世占いの本で、私の前世はドイツの職人と書いてあった。確かにドイツが好きだし、たまたま見たテレビのドイツ語講座に瞬時に惹かれたし、何かしら否定できないものがあるかもしれない。

好きな映画の一つ『Before Sunrise』で、Ethan Hawke演じる主人公のJesseが輪廻転生について語っている。


我々全員が、何らかの形で人類の始まりに起源を持つのであれば、今の僕たちの魂はどこから来たんだろう?って思うんだ。 
だって1万年前の地球の人口は100万人、100万年前の人口はわずか5万人だった。今、地球の人口は50億から60億の間。これは、100万年の間に、魂が1万分の1に分裂したことを意味するんだ。
僕たちは、一個の魂のほんの一部に過ぎないことになる。だから、みんな散漫した訳の分からない気分になるのかな?僕がこんなわけの分からないことを考えることも、理に適っているんだろうけどね。



輪廻転生の考えでは、人だけでなく命あるものは何度も繰返し転生するという。

けれど、初めてこの宇宙に命が誕生してから現在に至るまで、生物の個体数は増え続け、人口の数だけで80億、全動物の数は数えられない。

もしも魂が何度も何度も転生を繰り返すのであれば、Jesseの言うように、一つの魂が分裂し続けているのだろうか。あるいは、この世に対して未練のある魂たちが新しく誕生した動物に乗移り(いわゆる転生?)、満足できなければ他の個体へ移動し、人生二度目三度目という人ができるのか。

結局のところ、輪廻転生が事実かどうか誰にも分からない。肯定も否定もできない。



血は受け継がれ、ゲノムは変化する

ただ事実として、私たち人はみんな、先祖代々だけでなく、先祖が食べた動物の血液や細胞のゲノムを受け継いでいる。

あるいは、感染したであろう細菌のゲノムを、少なからず身体の中に受け継いでいる。

その結果、一つの魂を持つ人として、生きている。

また一方で、細胞が分裂する際に、ゲノムは変化することが近年の研究で分かっている。生まれた時のゲノムを同じまま一生持ち続けるわけでない。

例えば、音楽家の家系に音楽家が誕生するのは、生まれながらにして、音楽を操るためのシナプスをより太くより多く持っているかもしれないけれど、栄養がきちんと摂取され生物的にも音楽家的にも良い環境が整っていなければ、そのシナプスは途切れる可能性もある。

私が高校生になり初めての部活を楽しんでいると、懇談の時に京大卒の数学科の担任に言われた。「部活は1日何時間ですか?せいぜい2時間程度でしょ?勉強は毎日6時間あります。部活に時間を取るより勉強に時間を使った方が、より将来のために役立つと思いませんか?」

生徒の言葉や気持ちを無視し、数字でしか考えない担任に嫌悪を抱き、数学までもが嫌いになった。高二になると担任も数学の先生も変わり授業を聞くようになったけれど、大学受験を終えると数学から解放され、脳の数学分野の思考回路のネジが外れたように数字を受け付けなくなった。

自分が言ったことは往々にして忘れる。
人から言われ忘れられないことは多々ある。

他人の発する言葉によって、またそれをネガティブに受け止め続ける自分の考え方や生活習慣によって、加えて過去に生きた生物や先祖の生命を部分的に継承していることによって、興奮性や抑制性の神経伝達物質が放たれ、ゲノムが変化し突然何かしらの興味を持ったり失ったり、色んなことができたりできなかったりするのだと思う。

ドイツ人職人の魂がドイツ語学習の手助けをしてくれれば嬉しいけれど、私の人生を乗っ取られているとは思いたくない。



→29.美術部指導員