2025/06/08

13.色鉛筆アートレッスンの開講

 
20年前にはまだ、各企業の電話番号が記載された
NTT発行の電話帳が各家庭に無料配布されていた。


その電話帳で、文化センターやカルチャースクールを調べ
「色鉛筆アート」の講座開設ができないかと
片っ端から訪問して回った。


ちなみにその頃は、個人の固定電話番号が記載された
分厚い電話帳も定期的に配布されていた。
NTTへ連絡すると電話番号を非掲載にできた。


しかしながら、たった20年の間に
(情報の共有・管理についての)“常識”というものは
こうも変わってしまうものだと
時代の大きな変化を感じる。


カルチャーセンターを訪問して回ると、
既に「色鉛筆画」の講座があると言われ
ことごとく断られた。


油絵や水彩画に関しては、同じカルチャーセンターに
いくつもの講座が開かれていて、何人かの講師が指導している。


でも当時はまだ「色鉛筆」の講座は一つあれば十分と思われ、
「色鉛筆」の種類の違いを認めてもらえず
とても悔しい思いをした。


が、であれば色鉛筆講座がないカルチャーセンターを
探せばいい。範囲を広げて更にカルチャーセンターを回った。


そして、まだ色鉛筆の講座がなかった神戸の
カルチャーセンターでの開講が決まった。


そしてまた、カルチャーセンターとは別に
個人で場所を借り、教室を開く準備もしていた。


その頃、父が作った竹細工を展示販売しようと
町屋のスペースを一週間借り、その一角にある
落ち着いた雰囲気の喫茶店を見つけ
アートレッスンができないかと思いついた。


昼時を過ぎると客がいない時間帯があるため
場所を使わせてもらえないかと店主に相談し
「色鉛筆は匂いもなくテーブルを汚す心配もない」こと、
「レッスンの後にお茶とケーキを出してもらいたい」ことを
伝えると、「相乗効果が得られますね」と言って
レッスンの開講を快諾してくれた。


遡ることその3ヵ月間前、二回目の個展を開催した時に
「色鉛筆アート体験レッスンを受講したいか」を
たずねるアンケート用紙を会場に置き、約30名ほどの
希望者がいたため、早速その方々に
ティータイムレッスン開講のお知らせを送った。


すると合計27名の方から参加希望の返信があり
喫茶店での教室は平日と土日、3回に分け
2004年1月に第1回目のレッスンを行ない、
毎月継続して教室を行なうことになった。


そしてカルチャーセンターでの講座は、
約10名の受講生を迎え2004年2月に開講。


その後、大阪府・兵庫県・東京都など各地の
カルチャーセンターやイベントで講師の依頼を受け
色鉛筆アートレッスンを各地で行なうことに
なっていった。



→ 14.絵を習うモチベーションと教えるモチベーション